歴代WBC監督まとめ！侍ジャパンを勝利へと導いた指揮官を特集！

歴代WBC監督まとめ！侍JAPANを勝利へと導いた指揮官を特集！

2006年から開催された、野球世界一決定戦WBC。

過去4回行われた大会に全て出場した侍JAPANは、好成績を納めています。

メジャーリーグで活躍する日本選手のプレーも見られるWBCは、ファンにとっても選手にとっても一大イベントの一つとなっています。

では、WBCの歴代監督とは一体誰だったのでしょうか。

侍JAPAN を勝利へと導いたWBC歴代監督と共に、その歴史を振り返っていきたいと思います。

記事の内容

1 WBC第1回大会監督　王貞治
2 WBC第2回大会監督　原辰徳
3 WBC第3回大会監督　山本浩二
4 WBC第4回大会監督　小久保裕紀
5 スポーツのライブ中継、ハイライト、見逃し配信を視聴する方法
6 まとめ

WBC第1回大会監督　王貞治

記念すべきWBC第1回大会で、侍JAPANの監督を務めたのが、今や侍JAPANの特別顧問でもある王貞治さんでした。

メジャーリーグで活躍する選手が出場できる初めての国際大会ともあって、王監督は当時メジャーで活躍していた選手への打診を図りました。

今やスーパースターともなったイチロー選手が参加に強い意欲を見せる中、王監督がラブコールを送った松井秀喜選手は代表を辞退されました。

監督の選手構想とは変わってしまいましたが、日本は結果的に第1回WBCで見事金メダルを獲得するのです。

第1回WBCで思い出される試合と言えば、第2次ラウンドでのアメリカ戦です。

それは「世紀の大誤審」と騒がれた試合でした。

3-3同点の8回表、1アウト満塁で迎えた日本は、岩村明憲選手がレフトに犠牲フライを打ち、三塁ランナーにいた西岡剛選手がホームインを決めます。

一点勝ち越しと観客が沸く中、スタートが早かったとの物言いから判定が覆り、アウトのジャッジへと変更されたのです。

その時の1点を逃したことで、アメリカに敗北してしまった日本。

その後もライバルとなる韓国に敗れてしまい、決勝進出が危ぶまれました。

しかし、メキシコがアメリカに見事勝利したことで得失点差での判定となり、日本は決勝トーナメントに進むことができたのです。

運も味方につけた日本はそのまま決勝へ勝ち進み、見事金メダルを手にすることとなりました。

【 #あの年の今日🗓️】
2006年3月20日、日本がWBC決勝でキューバを下し世界一🏆に輝く🎉#wbc #samuraijapan #侍ジャパン
(写真：ロイター/アフロ) pic.twitter.com/0s9uon2OCu

— スポーツナビ　野球編集部 (@sn_baseball_jp) March 19, 2019

WBC第2回大会監督　原辰徳

連覇のかかった第2回WBCで監督を務めたのは、原辰徳さんでした。

この大会でも、侍JAPANは見事金メダルを獲得しております。

第2回WBCの記憶に残る試合は、なんといっても決勝の韓国戦でしょう。

2勝2敗で迎えた互角韓国との試合で見せた、延長10回のイチロー選手のタイムリーヒットは今も語り継がれています。

第2回WBCで、なかなかヒットを生み出せず不調と嘆かれていたイチロー選手。

決勝までの打率は2割半と悪く、「イチローをはずせ」とのブーイングもあったようです。

3-2と日本がリードして迎えた9回裏、抑えとして登板したダルビッシュ有選手がまさかの同点に追いつかれてしまうのです。

そこに不調続きだったイチロー選手が、10回表2アウト2、3塁の場面で登場します。

イチロー選手といえば、メジャーでも大活躍の有名打者。

本来ならば、相手チームも優勝がかかったこの場面で勝負を仕掛けてこないこともあるそうです。

そんな勝ち越しのかかるこの最終打席でしたが、イチロー選手はなんと7球も粘ります。

その結果、タイムリーヒットを放ち見事逆転。

5-3と2点の勝ち越しに成功するのです。

不調だったイチロー選手を起用し続けた原監督の采配が、日本に金メダルをもたらしたのでしょう。

今日は何の日⁉️

10年前の3月23日は、第2回WBC日本代表が優勝した日ですネ🇯🇵

韓国との決勝戦において日本代表は15安打を放ち、中でも1番 #イチロー選手は6打数4安打🔥

3-3、日本中が固唾を飲み迎えた延長10回イチロー選手が4安打目となる決勝のタイムリー‼️

まさに魂が揺さぶられた瞬間でした。 pic.twitter.com/ULXHxI2RcU

— セレクション大阪店＠BIGSTEP (@sele_osaka) March 23, 2019

WBC第3回大会監督　山本浩二

日本は大会運営方針などの不公平さから、第3回WBCへの不参加を表明していたようです。

話し合いはもたつき、結果一足遅れで参加の決まった日本。

その指揮を務めることとなったのが山本浩二さんでした。

始動まで一悶着あったからなのか、この年の侍JAPANはメジャー選手が一人も参加せず、国内選手のみでWBCに挑むこととなりました。

そんな侍JAPANは、予選からギリギリの試合展開と言われながらも見事準決勝まで勝ち残ります。

しかし、プエルトリコとの準決勝で1-3と敗北しベスト4という結果で終わりました。

しかしこのベスト4を作り出したのも、予選の台湾戦で見せた鳥谷敬選手の盗塁があったからとも言われています。

点数は2-3、台湾リードで迎えた9回2死という負けられない場面。

追い込まれた山本監督の、勝負をかけた采配だったのです。

崖っぷちのこの場面で、鳥谷選手の盗塁は見事に決まり、バッターの井端弘和選手もタイムリーヒットを決めます。

結果、日本はこの試合に勝利することができたのです。

まさに、ベスト4への切符を繋いだ盗塁と言えるでしょう。

Asahi 鳥谷の二盗、土壇場の同点劇生む　第３回ＷＢＣ台湾戦 https://t.co/QRiitjozOP pic.twitter.com/85SW0PdE2B

— toritube (@toritube) March 6, 2017

WBC第4回大会監督　小久保裕紀

この大会では、初めてアメリカが金メダルを獲得します。

アメリカといえば、メジャーリーグでお馴染みの野球大国。

優勝していなかったのが不思議なくらいですが、そもそもWBCに対する姿勢があまり意欲的ではなかったようです。

選手それぞれに実力はあるものの、チーム（仲間）として完成していなかったのでしょう。

日本はそのアメリカに、準決勝で1-2と惜敗しました。

決勝でのアメリカは、プエルトリコを8-0と抑えての優勝だったため、アメリカ戦での日本はかなり健闘したと言えるでしょう。

そのアメリカ戦で活躍したのが、菅野智之投手でした。

菅野智之投手の起用は、「選んでいる選手の中で、一番いい投手」という小久保監督の采配だったようです。

アメリカに勝つことはできなかったものの、メジャー選手が並ぶアメリカ打線を2失点に抑える好投ぶりを見せてくれました。

投手を見る目には定評があると言われていた当時のアメリカの監督からも、菅野選手は「メジャー級の投手だ」と称賛されたそうです。

https://t.co/BoiVeiiCyo
第４回ワールド・ベースボール・クラシック（#ＷＢＣ）。2次リーグ初戦でオランダを破った日本は１３日は試合がなく、１４日のキューバ戦に先発予定の菅野、野手では内川や松田が東京ドームで約１時間半の練習で調整しました。#侍ジャパン pic.twitter.com/2rTMABpogt

— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) March 13, 2017

大健闘した日本ですが、またしてもベスト4という結果に終わったのでした。