近年の高齢者の交通事故が増えており、自主的に免許を返納しようという声がたくさん聞こえるようになりました。
しかし現代では、高齢者でも車を使わなければいけないような状況下にあり、免許返納に悩まれている高齢者の方も多いです。
そんな中、 免許を返納しても生活しやすい環境になるよう、 様々な特典も出てきました。
今回は免許返納について正しい方法や、返納後の特典についてまとめていきます。
高齢者免許自主返納、10年間で90倍増 兵庫県 https://t.co/oDCpJUxu0N pic.twitter.com/a9enOh4QIO
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) February 21, 2017
免許返納の手続き方法や場所、 持参する持ち物
まずは免許の自主返納について方法を紹介していきます。
・手続き方法や場所
運転免許自主返納というのは、有効期限が残っている免許証を返納するということで、言葉の通りです。
返納手続きは年齢に制限なく、 誰でも申請することができます。
まずは、住まいの地域の管轄地域警察署、 運転免許センターに行きましょう。
基本的に平日が受付となっていますが、地域によって土日も受付を行っている場合もあるので、お住まいの地域で確認をしましょう。
・持参する持ち物
免許返納する際には次も物を準備する必要があります。
・運転免許証
とにかくこれだけは当たり前ですが、絶対に持参するようにしましょう。
地域によって印鑑が必要になる場合もあるので、こちらもお住まいの地域で確認をしておくといいでしょう。
東池袋高齢者暴走事件の所轄は目白署ですが、近隣の池袋署も無関係ではないらしく、こういうチラシで運転免許自主返納を呼びかけしてました。
地方でも同様な暴走事件はあると思いますが、田舎の暴走は田んぼに落ちるとか電柱にぶつかるとかで済んでて、人的被害が少ないので報道されないだけかも。 pic.twitter.com/tIdnijiuAa— くつざわ亮治 豊島区議員 (@mk00350) June 7, 2019
運転経歴証明書を取得しよう
運転免許証を返納した際には、 そのまま運転経歴証明書というものを発行してもらいましょう。
こちらは身分証明書で免許証を提出していた方も、運転経歴証明書を公的な身分証として利用することができるようになります。
こちらも申請を行う必要がありますので、 免許返納してからすぐに申請をしておくと忘れることはないでしょう。
・免許自主返納後5年以内
・運転免許証の取り消し基準に該当していないこと
・免許提出嫌免許停止の基準に該当していないこと
・再試験の基準に該当していないこと
これらの条件に当てはまっている方は、運転経歴証明書を申請することができます。
一つでも当てはまらない場合は申請ができないので注意しましょう。
こちらも自主返納と同じ地域の管轄警察署や運転免許センターで受け付けており、受付も返納時と一緒です。
運転経歴証明書は基本的に即日交付されていますが、混雑していると即日発行されない可能性もあります。
運転経歴証明書を申請する場合は次のものを準備しましょう。
・住民票・または氏名、住所、生年月日が確認できるもの
・印鑑
・申請用の証明写真
この4点を準備して、申請に行ってくださいね。
愛知限定だけどマックでこんなんやってるらしいw
免許自主返納特典だって😳 pic.twitter.com/be32nprUsc— 樹梨 (@miracle773) May 11, 2019
免許返納による特典はこんなたくさんある!
免許返納すれば、 普段の生活に支障が出ると、 免許返納に悩まれている高齢者の方も多いと思います。
ですが、 免許を返納することで受けられる特典がたくさんあります。
・タクシー運賃が10%割引
・補聴器費用の割引
・電動車椅子の費用割引
・商店街などでの購入品の割引
・レジャー施設やテーマパークなどの入園料が割引
・ 宿泊料の割引
・入浴料の割引
・ 美術館などの入館料割引
・美容室などの施術料割引
・ 定期預金の金利上乗せ
それぞれ地域によって返納の特典が異なってきますが、このようにたくさんの特典を受けることができます。
車の運転ができなくなると、 公共機関を利用したりすることになりますが、それらも割引が適用されることになるので、費用の負担も軽減されるようになっています。
これらの特典は運転経歴証明書を提示することで、サービスの利用が可能になっています。
詳しい特典内容はそれぞれお住まいの地域によって異なりますので、今悩まれている方は実際に住まわれている地域で自主返納した場合、どんな特典が受けられるのか確認してみるといいですね。
そして、現在運転に自信をなくしてきている方なども、特典などから前向きに自主返納を考えるきっかけになると思いますよ。
若者の車離れより高齢者の運転免許自主返納離れのほうが深刻みある pic.twitter.com/22TIhguPgV
— ボヘミアン (@hide_luxe) November 12, 2017
まとめ
高齢者による交通事故が急増し、今では高齢者の運転免許を自主返納しようという動きが高まってきています。
しかし普段の生活で車の運転が欠かせないという人もいる中、自主返納しようということで悩まれている方が多いですよね。
自主返納した後の生活が気がかりだという方も、 まずは返納後にどんな特典を受けることができるのか、 お住まいの地域で確認してみるといいですね。
まずは、お住まいの地域の管轄の警察署や、 運転免許センターなどに出向いて、詳しくお話からでも聞いてみてはいかがでしょうか。
そして今後の生活のことも考えながら、前向きに自主返納を考えられるようにきっかけを作ってみてください。
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